米国株(個別で高配当)

タバコメーカー2位のアルトリア・グループ(MO)の配当性能・決算内容

アルトリア・グループ(MO)

皆さんはアルトリア・グループ(NYSE:MO)という米国のタバコメーカーをご存じだろうか?

国内のタバコメーカーといえばJT(日本タバコ産業)が有名であり、世界ではフィリップ・モリスが有名です。

アルトリア・グループは米国に住んでいる方なら誰しも知っている大手タバコメーカー。

アトリアグループ
アルトリア・グループ(Altria Group)の株価・配当実績・売上高アルトリア・グループ(Altria Group)は配当利回り8%もある大手タバコメーカーです。...

元々はアルトリア・グループはフィリップ・モリス社と企業一体でしたが、20年前近くに分社化しています。

タバコの販売については、米国にはアルトリア・グループが販売することになり、米国以外ではフィリップ・モリスが販売を行っています。

米国におけるタバコメーカーの時価総額、配当利回りトップ5はこのようになっています。

順位 企業名 配当利回り 時価総額
1 フィリップ・モリス 6.64% 10兆円
2 アルトリア・グループ 8.53% 7兆円
3 ベクター・グループ 8.27% 1.5兆円
4 UNIVERSAL CORP 7.43% 1.0兆円
5 ターニングポイントブランド 0.76% 5,000億円

時価総額について、1、2は3位との差があまりにも大きく、これからタバコ関連銘柄に投資するなら、配当が健全なフィリップ・モリスか、リスクを取ってリターンを求めてアルトリア・グループを検討するべきでしょう。

アルトリア・グループの配当利回りはフィリップ・モリス社の6%よりも大きく超えて8%もあり、増配年数20年以上の企業であることから、2020年も配当を増配するかどうか注目しています。

ねるねる
ねるねる
アルトリア・グループ社は扱っている製品のうち、90%以上がタバコですが、わずか10%未満ながらもワイン製造事業も行っています。増配年数20年以上の記録を更新するのか、2020年はウォッチしている銘柄です。

アルトリア・グループが扱っているタバコ商品

健康促進法の導入により、日本には喫煙スペースが縮小されたりとタバコ人口にとっては不便と感じている方は多いでしょう。

パチンコ店、飲食店、ゲームセンターなどではかつて店内で喫煙出来たのが、専用の喫煙スペースで喫煙することになっています。

ではアメリカではどうなのか?少し調べてみました。

アメリカでは1964年の喫煙と健康に関する報告書が出されたことをきっかけに、警告表示、広告禁止、分煙・禁煙などの推進、課税強化など反タバコ団体や政府などがタバコ規制を強化してました。

現在のアメリカでの喫煙者は徐々に減ってきており、喫煙がどれほど自分や自分以外の人の健康に被害を与えるのかを知り、タバコを吸える場所、喫煙所が限られてきて、タバコの料金も上昇しているようです。

例えば、ニューヨーク市ではマルボロが1箱10ドル(約900円)と高額であり、日本では現在410円あたりで両国の値段の差には驚きです。

アルトリア・グループが扱っているタバコ銘柄

アルトリア・グループは「マルボロ(Marlboro)」等のブランドで知られるアメリカのタバコメーカーです。

  • マルボロ(Marlboro)
  • ラーク(Lark)
  • バージニア・エス(Virginia Slims)
  • パーラメント (Parliament)

電子タバコにおいて、アルトリア・グループは「JuuL」という製品を取り扱っています。

Juulはアメリカでの電子タバコシェアは75%を誇り、カナダ、イギリス、スイス、フランス、ロシア、イスラエルと7ヵ国に普及を拡大しているようで、アルトリア・グループの主力製品となりつつあります。

紙タバコとJuulの違い

アルトリア・グループ(MO)|JUUL

タールが発生しない。タバコ葉を燃やす際にタールが発生する紙巻タバコと違いVAPEでは、液体を加熱して発生する蒸気を吸引するのでタールが発生しないようです。

しかも、紙タバコから嫌な匂いがつかず、ヤニによる変色もないのも電子タバコJuulの特徴。

Juulは水蒸気を吸引することから髪や洋服に嫌な匂いがつくこともなく、歯にヤニがつくこともなく、家の中の白い壁が変色することもないとされています。

Juulはいわゆる、環境に優しい電子タバコです。

アルトリア・グループとフィリップ・モリスの違いについて

アルトリア・グループ(NYSE:MO)は、2003年に「フィリップ・モリス・カンパニーズ」から改名して誕生しています。

現在「フィリップ・モリス」は、アルトリア・グループの国際部門として分社化されています。

そのため、フィリップ・モリスは海外での販売を行うこととなり、「アルトリア・グループ」はアメリカ内のみでタバコ販売を行う形となりました。

これは、海外からの訴訟リスク(健康被害等)を避けるための対応となります。

  • 米国内の販売はアルトリア・グループ(MO)
  • 海外の販売はフィリップ・モリス・インターナショナル(PM)

商品についてはアルトリア・グループもフィリップ・モリスも同じマルボロ、ラーク等の同一のブランドを取り扱っています。

アルトリア・グループ(MO)の第1四半期の決算

アルトリア・グループもフィリップ・モリスも、高配当株投資を行う上で注目される銘柄の一つです。

両社とも配当利回り6%を超える銘柄であり、特にアルトリア・グループは増配年数20年を超える実績を持つことから、株主のためには増配を続けていきたいところでしょう。

米国企業は日本企業とは異なり、「会社は株主のもの」と考えているように、積極的に投資家に配当を還元する姿勢が強いのも特徴です。

対する日本では「会社は社長のもの」という印象が強いのではないでしょうか。

もしアルトリア・グループが増配をストップしてしまうと、株価に影響を与えかねないため、増配を行うか注目しています。

増配を行うか、判断する一つの材料としては2020年の第1四半期の決算内容です。

以下はアルトリア・グループの企業サイトより引用・抜粋。

Altria Group, Inc. (Altria) today announced Howard Willard’s retirement as Chairman of the Board of Directors (Chairman) and Chief Executive Officer (CEO) of Altria, effective April 14, 2020. Mr. Willard, who was recovering from COVID-19, decided to step down following 28 years of distinguished service to Altria and its subsidiaries.

アルトリアは本日、2020年4月14日付けでHoward Willardがアルトリアの取締役会長(会長)および最高経営責任者(CEO)を退任したことを発表しました。COVID-19から回復していたWillard氏は、アルトリアとその子会社への28年間の卓越した奉仕の後、辞任することを決定しました。

Following Mr. Willard’s retirement, Altria’s Board of Directors (Board) elected Billy Gifford to serve as Altria’s CEO.

Willard氏の退任後、アルトリアの取締役会(理事会)は、Billy Giffordをアルトリアの最高経営責任者に選任しました。

  • 2020年第1四半期の売上高(Net Revenues)は63億5900万ドル、前年同期比13.0%増加
  • 2020年第1四半期の物品税控除後の売上高(Revenues net of excise taxes)は50億4600万ドル、前年同期比15.0%増加
  • 2020年第1四半期の1株当たりの調整後利益(Adjusted diluted EPS)は1.09ドル、前年同期比18.5%増加
  • 2020年第1四半期の純利益(Net earnings)は15億5000万ドルの損失、前年同期比38.3%の増加

まとめると、アルトリア・グループの決算内容では良い数字が出ており、売上高、純利益は昨年2019年に比べると上昇しているようです。

ただし、良い決算内容とは裏腹に、株価は大して上昇していなく、やや低迷状態です。

アルトリア・グループ(MO)

アルトリア・グループ(MO)の配当性能について

アルトリア・グループ(MO)は1株から(約4,500円以内)投資することできて、年間に4回も配当金を貰うことができます。

こちらのグラフでは過去5年間で1株を保有している場合の1株あたりの推移です。1株保有しているだけでも、年間で受領する配当金は0.20ドル(約20円)ずつ増えていることが分かります。

アルトリア・グループ(Altria Group)1株あたりの配当

前項でも述べたように、米国では日本のケチケチな企業と違って、株主還元な積極的な企業が多いため、株主のためなら借金をしてでも増配する企業もちらほら見かけるのが特徴です。

アルトリア・グループは2019から2020年にかけて、禁煙ブームの影響で株価の上昇に苦しんで高配当化してしまいましたが、タバコ販売のみ依存しないような事業を展開することを望んでいます。

タバコ自体は世界からなくなることはないため、健康と環境に優しい電子タバコの販売拡大に向けて、アルトリア・グループの業績がより一層良くなって株価が上がることを期待しています。

アルトリアの懸念材料としては、配当性向が78.7%と非常に高く、他の投資へ振り向ける余地が小さいことも挙げられます。

とはいえ、これまで逆境の中でも増益を維持してきただけに、垂直統合型大麻企業クロノス・グループ(Cronos Group Inc, NASDAQ:CRON, TSX:CRON)への投資が最終的に成功すれば株価上昇を期待でき、増配継続も可能になりそうです。

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参考になる書籍を紹介
個人投資家
ねるねる
30代リーマン、システムエンジニアをやりながら米国株と日本株を日々研究する個人投資家です。米国株ブログは2019年8月頃スタート。