米国株(個別で高配当)

配当利回り8%のエクソン・モービル(XOM)は2020年も増配なるか?

エクソン・モービル(XOM)

2020年は新型コロナウイルスは瞬く間に世界中に広がり、人類最大の危機となりました。

最大の石油消費国である米国が最大の感染国になり、人の移動制限で航空機や自動車の燃料需要は激減。

石油王とも言われている世界トップクラスの石油企業としては名だたるエクソン・モービル(NYSE:XOM)はその影響を受け、年初から株価が70ドルが一気に40ドルへと急落しています。

エクソン・モービル(NYSE:XOM)の株式は、その高い配当利回りは他社と比較すると、とても魅力に思えます。

エクソン・モービルの株価が現在$42.50(約4,500円)となっており、年間配当は8%近くの配当利回りになります。

しかしながら、エクソンモービルの経営陣は、配当の維持が優先事項であると述べています。

  • エクソン・モービル(NYSE:XOM)は連続増配年数が34年で配当貴族です。
  • 2020年も配当を増配するか、そろそろ発表がありそうです。
  • S&P500の信用格付けによると、エクソン・モービルはAAという高評価を得ているので、財務的には問題のない企業です。

近年、石油関連事業の需要低下などにより、エクソンは設備投資と運用費用の削減計画を示しました。

運用費用を抑えることで、その分、配当に回せる資金が確保できると発表しています。

もし、いずれ経済が回復し原油が1バレルあたり約40ドルまで上昇すると、同社の株価は回復する可能性もあるとされています。

エクソン・モービルは株価は低迷している

2020年、新型コロナウイルスの影響によって外出規制が行われ、石油需要が低下してしまいエクソン・モービルの株価は大きく下落しています。

原油価格は、3月はじめには1バレル50ドル前後で取引されていましたが、その後、20ドル前後に急落しました。

価格が下がっている大きな理由のひとつは、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大です。

各国の主要都市はあいついで封鎖され、人の移動が禁止されたり自粛が求められたりしています。

それによって車の通行量が減り、飛行機が減便され、工場は稼働しないところが出てきています。

外出規制などによって、石油が使われなくなっている影響で、エクソン・モービルもその影響を受けた一社です。エクソン・モービルの他、投資家の間で人気のある銘柄はシェブロンです。

原油価格

(出典)Chicago Mercantile Exchange

原油価格の下落のもっとも大きな理由は、新型コロナウイルスの感染拡大による経済活動の停滞ですが、産油国の間の複雑な国際事情もあります。

世界大手の石油企業のロイヤル・ダッチシェルは戦後60年振りとなる減配を発表。

エクソン・モービル(XOM)のEPSについて

ヤフー・ファイナンスの23人の経済専門家による世論調査では、エクソン・モービルの1株当たり利益(EPS)は、来年には約1.48ドルになると予測しています。

こちらの表ではエクソン・モービルの過去10年間の1株あたりの利益(EPS)となります。

EPS
2019 $3.36
2018 $4.88
2017 $4.63
2016 $1.88
2015 $3.85
2014 $7.60
2013 $7.37
2012 $9.70
2011 $8.42
2010 $6.22
2009 $3.99
2008 $8.66
2007 $7.26
2006 $6.62
2005 $5.71

エクソン・モービルのEPSは2012年をピークに年々1株あたりの利益は下がっています。

そして2020年、ほとんどの経済専門家は今年の収益がマイナスになると予想しており、2021年も停滞する恐れがあることを予測しています。

  • 今後も経済成長の回復が見込めない場合、減配リスクを抱えているエクソン・モービルはさらに設備投資を削減する必要があるとされています。
  • エクソン・モービルへの投資はやや悲観的で、新型コロナウイルスの第2波が起きるリスクを考慮すると、石油関連企業への追加投資は控えるべきかも知れません。

エクソン・モービル(XOM)の配当利回りは健全か?

エクソン・モービル(XOM)は時価総額10兆円以上、配当利回りの8%超え、増配年数20年以上の企業ではトップクラスの配当利回りを持っています。

過去4年間の平均配当利回りは4.6%のため、今はかなり高い水準にありますので、一見はとても魅力に思えます。

2020年には株価急落の影響で、利回りは7.3%から一気に11%までに上昇したこともあり、リーマンショック以来の大暴落となりました。

エクソン・モービル(XOM)が十分に配当を支払う能力があるかどうか、キャッシュフローにも注目する必要があります。

企業が事業活動を通じて得た資金のうち、自由に使える額のことを「フリーキャッシュフロー」と言います。フリーキャッシュフローがある企業ほど、配当を支払う能力は高いですが、エクソン・モービルのフリーキャッシュフローはこのようになっています。

フリーキャッシュフロー(万ドル)
2020年03月31日 329
2019年12月31日 5,355
2019年09月30日 5,707
2019年06月30日 2,913
2019年03月31日 3,319
2018年12月31日 16,440
2018年09月30日 13,927
2018年06月30日 8,023
2018年03月31日 5,170

エクソンのフリーキャッシュフローは2020年には激減しています。

よって高い配当を維持するとキャッシュフローに影響を与えないため、経済後退が続いてしまうといずれ減配をする可能性があります。

エクソンは第2四半期決算発表前に、配当を発表するようです。

いずれにしてもエクソン・モービルは忍耐強い企業だと思いますが、ガス・石油以外で自然エネルギーなどにもシフトしていき、株価回復を目指していくべきだと思います。

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30代リーマン、システムエンジニアをやりながら米国株と日本株を日々研究する個人投資家です。米国株ブログは2019年8月頃スタート。