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米国株と日本株との違いや比較、米国株の投資メリットについて解説します

米国株と米国ETFのポートフォリオ

なぜ米国株に投資するのか、日本株だけでは駄目なのかについて、まとめたブログ記事です。

日本株と米国株投資の違い、米国株に投資する際のメリットやデメリットについてお伝えしていきます。

日本株と米国株の比較や違い

日本株より米国株がおすすめな理由
日本株 米国株
購入単位 100株 1株
株主優待 あり なし
最低投資金額 数千円~数万円 数千円~
配当回数 年に1、2回 年に4回が殆ど
NISA口座 対象 対象
取引時間 午前9時~午後3時 午後10時~午前5時
情報 多い 少ない

日本株の場合、J-REITを除けば最低取引単位は100株となるのため、必要な購入金額としては大体数万円の資金が必要になります。

配当金だけでは米国株に比べると、日本株は再投資しにくいというデメリットがある他、株主還元の文化は米国企業ほど高くありません。

ただし、日本株は米国株にはない株主優待は魅力的だと考えています。

米国株の配当の入金は日本よりも圧倒的に早い

日本株と米国株の違いは、たくさんありますが、その中の大きな違いとして、配当金の支払いが比較的早い、ということが挙げられます。

例えば、日本株では、3月末に権利を取得した配当金は、多くの場合、配当金がお客様の口座に入金されるのは6月~7月(約2~3ヶ月程度)になります。

一方、米国株では、多くの場合、配当の権利落ち日から約1ヶ月程度で配当金が入金されます。

たとえ同じ配当利回りであっても、配当金を早く受け取ることができ、日本円に換金したり、次の資産運用に回すことができるので、資金効率を高めることが可能です。

米国株にも注視しておく必要があります

なぜ日本株だけではだめなのか?米国株にも注視する必要があるのか?

もちろん、日本に住んでいる以上は日本株だけ投資しても問題はありません。

ただし、高齢化が進む日本では今後も人口が減少していくことが専門家の意見であり、経済発展も米国ほど期待できないと考えています。

つまり、投資の観点からすると、世界で活躍する米国企業への投資は無視できないと考えています。

次に米国株に投資するにあたり、メリットやデメリットについて解説していきます。

米国株投資の魅力とは?投資のメリットについて

まずは米国株がなぜ投資先として魅力があるのか、投資先として優れているメリットについてお伝えします。

グローバル企業に投資ができる

まずは以下の世界株時価総額ランキングをご覧ください。

尚、表示されている時価総額は株価に株式数を掛け合わせて算出されています。

世界株時価総額ランキング・トップ10(2020年7月18日時点)

順位 企業名 時価総額(10億ドル) 国籍
1 サウジアラムコ 1,764.5 サウジアラビア
2 アップル 1,515.8 アメリカ
3 マイクロソフト 1,479.9 アメリカ
4 アマゾン・ドット・コム 1,334.2 アメリカ
5 アルファベット 975.0 アメリカ
6 フェイス・ブック 680.3 アメリカ
7 アリババ・グループ・ホールディング 591.9 中国
8 テンセント・ホールディングス 567.5 中国
9 バークシャー・ハサウェイ 438.1 アメリカ
10 ジョンソン&ジョンソン 378.9 アメリカ

(出典: https://www.business-standard.com/)

世界の時価総額トップ10を見ればGAFAMはGoogle(Alphabet)・Amazon・Facebook・Apple、Microsoftの5社をはじめ、米国企業が7社も入っているのがわかります。

また、トップ10だけでなく、世界トップ50を見ても全体の約60%が米国企業で占められており、世界最大の株式市場であることは間違いありません。

時価総額は企業の収益力や将来性、ブランド力など総合的な実力を測る上で一つの重要な情報です。

時価総額でランキング上位にいる米国企業の多くがグローバル展開し、世界の成長力をたくみに吸収しています。

米国株投資なら、このような世界的な企業に対して1株から少額で買い付けることができ、その成長力をリターンという形で享受することができるのも米国株投資の魅力です。

高い成長性が期待できる

米国株式相場はリーマンショックや今年3月末頃に起きたコロナショックによる暴落はあったものの、これまで高値を更新しながら高い成長力を示してきました。

コロナショックはそれまで割高感があった相場を大きく調整させることになりました。

しかし、3月末頃についた底値に対して比較的短期間で買戻しが入り、たった2ヶ月半ほどで暴落直前の高値の80%ほどまで戻りました。

その一方で日本国内の株式市場の場合、バブル時につけた日経平均の最高値3万8,915円87銭を未だに超えていません。

アメリカは、GAFAM(Google、Amazon、Facebook、Apple、Microsoft)などグローバル企業を中心に世界経済の成長の恩恵を受けながら、移民などにより先進国でも珍しく人口増加を継続させている国です。

海外市場への投資を考える上で、より高い成長性とリターンが狙える可能性が高いのが米国株投資なのです。

株主重視の姿勢を貫く米国企業

アメリカでは日本以上に一般投資家による株式投資が一般的です。

そのような投資家からの資金を呼び込む必要性もあり、多くの米国企業では株主重視の姿勢が取られています。

米国企業の場合、株主重視のために基本的には配当によって株主に還元したり、自社株買いを通じて株価上昇を狙う方針を取っているところが多く見られます。

年2回の配当となっている企業が多い日本株と異なり、配当金を四半期ごと(年4回)支払う企業がたくさんあります。

配当金を受け取るまでに要する期間も日本株の場合、権利確定日から2、3ヶ月ほどかかるところがありますが、米国株では数週間しかかかりません。

さらに配当金を毎年増額する「連続増配」をしている企業も多く、プロクター・アンド・ギャンブルやジョンソン・エンド・ジョンソン、コカ・コーラのように既に半世紀以上も増配を続けている企業もあります。

こちらの一覧をご覧ください。米国には連続増配企業が多いことが分かります。

銘柄 テッカーシンボル 連続増配年数
P&G PG 60年
3M MMM 59年
コカコーラ KO 55年
ジョンソン&ジョンソン JNJ 54年
キンバリークラーク KMB 45年
ペプシコ PEP 44年
ウォルマート WMT 44年
マクドナルド MCD 41年
エクソンモービル XOM 34年
アフラック AFL 34年
AT&T T 33年
シェプロン CVX 29年

銘柄コードが日本株のように4桁の数字表記ではなく、ティッカー・シンボルと呼ばれるアルファベットの羅列が使われています。

対する日本では連続増配している企業は花王、たった一社だけです。

1株から少額投資ができる

米国株投資の場合、単元株制度がないため、1株から購入可能です。

日本株とは異なり、購入単位は1株からスタートできるため、少額資金で投資することができます。

日本株の場合には単元株制度となっているため100株単位とされている銘柄が多くを占めています。

そのため、株価が1,000円の場合には最低取引単位は10万円、株価1万円では100万円となり、少額投資には向いていません。

配当金については米国株や日本株を問わず、1株から受け取ることが可能なため、少額投資が可能な米国株投資の魅力が増します。

配当回数が年に4回

米国株に投資すると日本株とは違い、年間に4回も配当金を支払ってくれる企業が多いです。

配当利回り4%や5%を超えるような銘柄もごろごろ存在しており、長期保有に向いている銘柄が多いのも米国株投資として注目です。

米国株の場合、取引開始前や取引時間中の決算発表が多いため、決算内容に反応して市場では大きな値動きが見られます。

それに対して日本株の場合は15時以降の引け後に決算発表がおこなわれる場合が多く、値幅制限と合わせて米国株よりも価格変動が抑えられる傾向にあります。

ただし、価格変動の幅が大きく値幅制限が無いのは魅力である一方、ボラティリティの高さから大きな損失を抱えるリスクも考慮する必要があります。

米国株投資のデメリット

米国株投資には様々なメリットがありますが、念のため、注意すべき点やデメリットも理解しておきたいところです。

二重課税や手数料について

米国株投資でまず注意しなければならないのが、配当金に対する二重課税が発生する点です。

米国投資における二重課税とは、米国現地においてまず10%の税率で課税されて源泉徴収され、さらに日本国内でも20.315%(所得税15.315%と住民税5%)が課税されるという2段階の課税になります。

ただし、この二重課税分のうち、日本国内で課税される10%については、受け取った配当を「分離課税」か「総合課税」のいずれかで確定申告することで「外国税額控除」の適用が受けられます。

控除扱いとなることで徴収される配当金の10%について後から還付が受けられ、二重課税は解消できます。

尚、売却益について米国内では非課税となっているために、日本株と同様に日本国内のみの課税となり、二重課税の問題は発生しません。

また、最初からこのような二重課税を避ける方法としては、一般NISAを利用して投資することで、日本国内で課税される20.315%を非課税扱いとする方法もあります。

税金以外で注意すべき点としては手数料の問題があります。

米国株を日本から投資する場合、米国内で発生する手数料に加え、日本国内の委託手数料が別途発生することになります。

日本から投資する場合、日本円で購入するケースが大半ですが、円から米ドルに換える際の為替手数料の負担が発生する点についても覚えておきましょう。

為替リスク

既にお伝えしたように米国株投資では、日本円で購入する場合に日本円から米ドルに換えるために為替リスクを負うことになります。

米国株を購入した際の米ドル/円相場よりも、売却時の相場が円高だった場合には「為替差損」、反対に円安だった場合には「為替差益」となります。

もし、米国株投資を継続する場合には米ドル建ての外貨決済としておき、途中で売却した代金は米ドルのままにしておくとよいでしょう。

米ドル建てで運用を継続していき、円安になった際にある程度の資金をまとめて円転すると、為替差損となるリスクを減らすことが可能です。

米国株情報がテレビメディアで取り上げられることがない

米国株投資では日本語による個別銘柄に関する情報は日本株ほど豊富ではないのが残念な点です。

ネット証券が取り扱う米国株銘柄が増えてきたこともあり、米国株式市場全般についての見通しや分析レポートが手に入るようになっています。

また、GAFAM(Google、Amazon、Facebook、Apple、Microsoft)など市場を牽引しているような大型株の場合、決算内容や今後の業績見通しなどについての情報もそれなりに出回っています。

  • 世界で活躍する企業は、日本企業よりも米国企業の方が圧倒的に多い。
  • 米国は日本に比べると長期的に人口増加して経済発展する可能性が高い。
  • 株主還元は米国の方が日本よりも遥かに優れており、投資人口も日本よりも多い。
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参考になる書籍を紹介
個人投資家
ねるねる
30代リーマン、システムエンジニアをやりながら米国株と日本株を日々研究する個人投資家です。米国株ブログは2019年8月頃スタート。