米国株(個別で高配当)

【IBM】新型コロナウイルスの影響で下落したアイ・ビー・エムの紹介

IBM

IBM(アイ・ビー・エム)といえば民間の企業や、公的機関を対象とするコンピュータ関連の製品とサービスを提供しているアメリカの企業です。

ITに興味なくても、IBMの社名くらいは聞いたことがある方は多いと思います。

国内のSBI証券でもIBMの株を購入することができ、新型コロナウイルスの影響もあって株価は下落していますが、2020年04月23日時点で配当利回りは5%という高い数値になっています。

この記事のポイント

  • IBMは2019年の10~12月期の決算を発表した際、2020年12月期の1株当たりの利益が前年度の4%の13.35ドルになると予想していましたが、新型コロナによる経済減速が懸念され、見通しを撤回しています。
  • IBM(アイ・ビー・エム)は配当利回り3%以上、時価総額10兆円以上、連続増配年数10年以上で2020年も増配してくれるかどうか注目しています。
  • ただし、新型コロナウイルスの影響でIBMの株価は下落しており、業績の改善に時間はかかりそうです。

IBM(アイ・ビー・エム)はどんな会社?

会社名:IBM(International Business Machines Corporation)

本社:アメリカ合衆国ニューヨーク州アーモンク

設立年:1911年

業種:IT関連企業

従業員数:352,600名

時価総額:11兆円(世界71位)

2019年の売上高:77,058,925,500ドル(約8兆円以上)

IBMは過去に10社以上の企業を買収していますが、乗り遅れているクラウド事業を強化するべく、2018年にLinuxのOSを主に開発しているRed Hat社を340億ドルという膨大な資金で買収しています。

IBMの主力サービス

  • クラウドサービス (RedHatが基盤のIBMクラウド)
  • ビッグデータ分析
  • ITサービス(システムインテグレーション)

2019年10~12月期は予想を超える増収に

レッドハット (Red Hat) は、クラウド技術サービスを中心とした会社であり、LinuxディストリビューションのRed Hat Enterprise Linuxを製品として販売・開発・サポートしています。

IBMがRedHatを買収した影響もあってか、2019年10~12月(第4半期)の売上高がアナリストの予想を上回る数値となったようです。

その背景にはRedHatを利用した、クラウドで強化されたセキュリティサービス、アプリケーションの提供が増収につながっているとされています。

2020年01~03月期は新型コロナの影響で減収

  • 2020年1~3月期の売上高は2019年1~3月期に比べると3%の減収(約1兆8900億円)
  • 新型コロナウイルスによる経済後退懸念を受けて、2020年12月期の業績予想を取り下げているようです。
  • クラウド関連事業の売上は19%増。
  • ただし、コンサルティング事業(企業へのIT導入)については減収。

IBMはクラウド事業については順調に収益を伸ばしていますが、事業全体の割合として、クラウドは30%程度くらいのため、他の部門の売り上げが新型コロナの影響によって低迷していますね。

IBM(アイ・ビー・エム)の投資情報

IBM(International Business Machines Corporation)
株価 119ドル(2020年04月23日)
予想PER 11.01倍
予想EPS 10.59
ROE 50.09%
配当利回り 5.50%
1株あたりの配当金 6.43ドル(年間)
権利落ち日 2月、5月、8月、11月(年4回の配当)
WEBサイト https://www.ibm.com/us-en/?ar=1

IBMは24年連続増配の企業です。

1株は現在1万5千円以内で購入することができ、年間6ドル(約700円)の配当金を受け取ることができます。

配当利回りは5%と高配当ですね。IBMは時価総額11兆円と世界71位で、新型コロナの影響を乗り越えて10兆円以上をキープして欲しいところです。

IBM(アイ・ビー・エム)の債務格付け

IBMに対する債務格付けはこの通りとなっています。

信用格付け会社 評価
Moody’s A2
S&P A
Fitch A+

債務格付けの意味

  • AAA:債務返済の能力は極めて高い。S&P の最上位の個別債務格付け。
  • AA:債務者の能力は非常に高く、最上位の格付け(「AAA」)との差は小さい。
  • A:債務者の能力は高いが、上位 2 つの格付けに比べ、事業環境や経済状
    況の悪化の影響をやや受けやすい。
  • BBB:債務能力は適切であるが、事業環境や経済状況の悪化によって当該
    債務を履行する能力が低下する可能性がより高い。
  • BB以下:債務は投機的要素が大きい。

IBMは格付け会社によって、Aの評価を得ています。評価自体は悪くないですね。

IBM(アイ・ビー・エム)の株価

IBM(アイビーエム)

IBMは2020年の新型コロナウイルスの経済懸念の影響を受けて、株価は150ドルから100ドル近くと一気に30%も下落しています。

ちなみにIBMのライバル会社といえばアマゾン・ドットコム、マイクロソフト、オラクルなどが挙げられます。

どれも世界を代表するいわゆる”ITの巨人”ですね。特にアマゾン・ドットコムは群を抜いてクラウドサービスに強い企業です。

IBM(アイ・ビー・エム)の配当実績

IBMの配当実績を参考までに過去3年分のデータを掲載しておきます。

今のところ、3月はちゃんと配当金の支払いをしており、5月は増配するかどうか注目しています。

権利落ち日 1株あたりの配当金
2020-02-07 1.62ドル
2019-11-01 1.62ドル
2019-08-08 1.62ドル
2019-05-09 1.62ドル
2019-02-07 1.57ドル
2018-11-08 1.57ドル
2018-08-09 1.57ドル
2018-05-09 1.57ドル
2018-02-08 1.5ドル
2017-11-09 1.5ドル
2017-08-08 1.5ドル
2017-05-08 1.5ドル
2017-02-08 1.4ドル
2016-11-08 1.4ドル
2016-08-08 1.4ドル
2016-05-06 1.4ドル

IBM(アイ・ビー・エム)の売上高

2020年 79,499,255,700(約8.5兆円)
2019年 77,147,000,000(約8.3兆円)
2018年 79,591,000,000(約8.5兆円)
2017年 79,139,000,000(約8.5兆円)

最後に

現在、世界的に有名なクラウドサービスとして、アマゾンのAWSとマイクロソフトのAzureの2社だけでも、約半分のシェアを占めているというIBMにとって厳しい環境です。

企業が自社のサービスを立ち上げたい、という観点からまず選択するのはAWSかAzureでしょう。

AWSとAzureの存在は日本国内の大手レンタルサーバー(例えばさくらインターネットとか)にとっても大きな脅威であり、アマゾンとマイクロソフトに遅れをとっているIBMのクラウド事業に今後も注目していきます。

私はIBMの配当利回りに惹かれてしまい、現在IBMにはたった1株だけですが、投資しています(笑)。

今後はIBMのクラウド関連の売上を大きく伸ばすには、RedHatが重要な鍵を握ることになることになると思います。

今後もIBMについて、随時内容を更新していく予定です。

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参考になる書籍を紹介
個人投資家
ねるねる
30代リーマン、システムエンジニアをやりながら米国株と日本株を日々研究する個人投資家です。米国株ブログは2019年8月頃スタート。