米国株(個別で高配当)

【IBM】アイ・ビー・エムの配当・最新の決算情報・株価の推移

IBM

米国株でIBMを保有している株主に朗報のお知らせです。

新型コロナウイルス(COVID-19)で多くの米国企業が減配や無配を発表する中、私も投資中のIBMは今年も配当を増配してくれました。

IBM (NYSE:IBM)はインターナショナル・ビジネス・マシーンズというアメリカに本社を置くアメリカの大手IT企業です。

主にコンピュータ関連製品とITコンサルティング事業を民間法人や公的機関に対して展開しています。

現在世界の170ヵ国以上で事業を展開しており、その事業はグローバル・テクノロジー・サービス、グローバル・ビジネス・サービス、ソフトウエア、システム、金融で構成されています。

またIT業務の外部委託やソリューションの提供、システム・サーバーの販売などを手掛けています。

IBMは遅れながらもクラウド事業を手掛けており、世界的なシェアとしては3位(1位がAmazonのAWS、2位がMicrosoftのAzure)。

この記事のポイント

  • IBMは時価総額10兆円以上、配当利回り3%以上、増配年数26年という三冠王の称号を持つ、アメリカの大手IT・コンピュータ関連企業です。
  • 増配年数25年以上の企業は「配当貴族」とも呼ばれ、米国には25年も増配している企業は何と100社くらいあるのです。
  • IBMの直近の決算について解説します。

IBMが2020年も配当を増配してくれました

IBMは2020年の5月権利落ち日の配当を増配したので、これで増配年数は一つ更新して26年目となりました。

IBMの配当利回り

IBMの配当利回りは5%と大変高配当で、1株は118ドル(約13,000円)で国内の証券会社で購入することができます。インカムゲイン(配当狙い)の投資家に人気のある銘柄です。

現在、1株しか保有していませんが、ポートフォリオでは唯一のハイテク株なので、全体の投資資産のうち、5%までに収めてもう少し投資してもいいのかなと思っています。

IBMの配当金の推移

こちらはIBMの過去5年の1株あたりの配当金の支払い実績ですね。配当実績は右肩上がりです。

IBMの配当金の推移

IBMの株を保有していると年間で4回、配当金を貰うことができます。米国には3ヵ月おきに配当金を支払う企業が多いのが特徴です。

1Q
(12-2月)
2Q
(3-5月)
3Q
(6-8月)
4Q
(9-11月)
年間配当
2013年 $0.85 $0.95 $0.95 $0.95 $3.7
2014年 $0.95 $1.1 $1.1 $1.1 $4.25
2015年 $1.1 $1.3 $1.3 $1.3 $5.00
2016年 $1.3 $1.4 $1.4 $1.4 $5.50
2017年 $1.4 $1.5 $1.5 $1.5 $5.90
2018年 $1.5 $1.57 $1.57 $1.57 $6.21
2019年 $1.57 $1.57 $1.62 $1.62 $6.43
2020年 $1.62 $1.63      

またIBMは高配当銘柄としても知られていますので、同社の直近の配当実績について見ていきます。

日付は権利落ち日を記しています。

2020/05/07…配当:1.63ドル( 配当利回り:5.41%)
2020/02/07…配当:1.62ドル(配当利回り:5.20%)
2019/11/07…配当:1.62ドル(配当利回り:4.67%)
2019/08/08…配当:1.62ドル(配当利回り:4.78%)
2019/05/09…配当:1.62ドル(配当利回り:4.31%)

コロナショック後にありながら、2020/05/07権利落ち日分では配当の増配を行っています。

前四半期の決算では純利益こそ20%超の減少となっていたものの、売上高は3%ほどしか減少しておらず、またこのような状況下であってもしっかりと株主に還元していこうという意識が見られます。

1996年以降は連続増配となっており、その年数は24年間に相当します。

配当性向を見てもまだ増配余力があり、今後もさらなる増配が期待できると言えるのではないでしょうか。

IBMが配当を増配したのも理由があります

私が保有している米国株の中でもコールズ(KSS)、HSBCといった銘柄は2020年、新型コロナウイルス(COVID-19)の外出規制により、収益減となってしまい配当ストップを発表しています。

その結果として、企業が増配のストップまたは配当の減配を発表した途端、株価が低迷しかねないので、IBMの経営陣はそんな轍を踏みたくないことでしょう。

他にも業績が苦しい中、増配を発表したがAT&TAT&Tは米国の大手通信企業で新型コロナの影響により2020年の第1四半期は苦しい決算を発表したにも関わらず、今年は増配し、株価の低迷を防ぐ措置に乗り出しています。

普通の企業なら株主還元を無視してそのまま減配してしまうのが多いですが、米国では中には借金してまで配当をきちんと支払う企業もあるのです。

我が祖国の場合、25年も増配している企業なんて花王、たった一社だけなので、対する米国は株主ファーストな企業が多いのです。

IBMの直近の株価

IBMの株価

IBMは冴えない株価の推移が長年続いているように見えます。

米国のハイテク企業として君臨するのがマイクロソフト、Google(アルファベットが親会社)、Apple、Amazonと世界を名だたる企業群の株価は年々高値更新しているのに対し、IBMは長いスパンで見ると、IBMの株価は横ばいです。

RedHat社の買収によるクラウド事業の強化が今後、同社の成長を握る鍵になりそうです。

IBMの直近の決算

IBM

IBMは2019年、クラウドサービス事業を強化するべく、340億ドル(約3.6兆円)という巨額でRedhat社を買収しています。

ビルゲイツが率いるMicrosoftはWindowsというOSを開発しているように、RedHat社は過去にもLinuxで動くをOSを開発していることから、今や様々なクラウドサービスを展開する注目のIT企業なのです。

RedHat社を手に入れたことで、IBMは遅れながらも、クラウド事業に参戦したとも言えるかも知れません。それが吉と出たのか、IBMはクラウド関連の売上を大きく伸ばしています。

IBMが2020/7/20に発表した2020年第2四半期決算の概要は以下の通りです。

売上高…181.23億ドル(前年同期比5.4%減)
純利益…13.61億ドル(前年同期比46.5%減)
希薄化後一株当たり純利益…1.52ドル(前年同期比45.9%減)

また前四半期の決算である、2020年第1四半期決算の概要は以下の通りです。

売上高…175.71億ドル(前年同期比3%減)
純利益…11.75億ドル(前年同期比26%減)
希薄化後一株当たり純利益…1.31ドル(前年同期比26%減)

第2四半期決算における売上高は前年同期から5.4%減少した181.23億ドル、純利益は前年同期から46.5%減少した13.61億ドルとなっています。

第1四半期決算よりも第2四半期決算の方が前年同期比ベースだと業績が悪化しており、減少幅は拡大していますが、売上高、純利益の数字は今四半期の方が高くなっています。

収益自体は前年比よりもわずかにマイナスでしたが、RedHat社のクラウド事業の影響により、クラウド関連の売上は予想を上回り、54億ドルとなりました。

この決算を発表するにあたって同社が発信したメッセージは以下の通りです。

このような激動の時代に慎重な財務管理を行ってことで(前四半期から)売上総利益率を拡大し、強力なフリーキャッシュフローを生み出し、流動性を向上することができました。

当社には事業への投資を継続し、配当政策を通じて株主の皆様に価値を還元するための財務上の柔軟性があります。

最後に

私がIBMの株を購入したのは2019年秋頃で、RedHatを買収したという噂を聞いた後でした。

IT業界に努める自分の意見として、RedHat社の買収はIBMにとっては大きな意味があるかも知れません。

なぜならRedHatが提供するクラウドサービスは強力であり、IBMの業績を好転させ、売上を多いに伸ばす可能性を秘めているからです。

世界のクラウドサービスといえばMicrosoftが提供するAzure、Googleが提供するGCP、AmazonのAWSなどクラウド事業が盛り上がっている今、IBM独自のサービスに今後大きな注目が入ると思っています。

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参考になる書籍を紹介
個人投資家
ねるねる
30代リーマン、システムエンジニアをやりながら米国株と日本株を日々研究する個人投資家です。米国株ブログは2019年8月頃スタート。