米国株(高配当ETF)

【米国債ETF】バンガード 米国トータル債券市場ETF(BND)の紹介

バンガード・米国トータル債券市場ETF(BND)

金利が上がると債券価格が下がり、逆に金利が下がると債券価格が上がりますが、つい最近2020年03月06日、アメリカのFRBは景気後退を懸念して緊急利下げを行いました

その影響で米国債の価格は上昇し、個人的にはもう少し米国債券に資金を引き当ててもいいかなと、今は米国債に注目しています。

国債は日本のみならず、世界中の国々が発行していますが、米国債は世界中の投資家から購入されている外国債券です。日本国債に比べると米国債の方が配当利回りが高く、株式と合わせて効率良く資産分散できるのも特徴です。

今回はバンガード社が扱っている米国債に投資しているETFである、バンガード・米国トータル債券市場ETF(BND)という銘柄について紹介します。

SBI証券といった国内の証券会社で購入することができ、米国債についてメリットやデメリットについて解説します。

バンガード・米国トータル債券市場ETF(BND)はどんな銘柄?

米国債とは?

米国債とはアメリカ合衆国政府が発行する国債です。

米国債のポイントとして、高い信用力(米国政府が元利金の支払いを保証しており、高い信用度を誇る)、高い流動性(容易に売買可能なので、目的に合わせて長期保有も短期トレーディングも可能)、日本国債よりも高い利回りが魅力的です。

アメリカ合衆国政府に対する信用のもと、世界最大の売買量と発行残高を誇っており、その債券価格や利回りは世界金融市場の指標にもなっています。

米国債は主に利子付債と割引債(ゼロクーポン債)の2種類が存在します。

  • 利子付債は額面で発行され、償還(満期)期日に額面金額が償還される債券です。
  • ゼロクーポン債は利付債とは異なり、ゼロクーポン債は、期中に利払いがありません。その代わりに、額面から利回り相当額を割引いた価格で取引され、償還時に額面金額で償還されます。

米国債券のETFとはどんな銘柄?

米国の債券ETFは、米国で発行される債券で構成されているETF(上場投資信託)となります。特徴として以下が挙げられます。

  • 個人でも簡単に売買でき、解約手数料はかからない。
  • 株式に比べると値動きが少ない。
  • 複数の債券に分散しているほか、日本国債に比べると利回りが高い。

米国の債券は円建てではなくドル建てのため、売買時には円から外貨、外貨から円に為替を転換するための為替コストがかかり、為替変動リスクが存在します。そのため、円高になればなる程安く購入することができます。

バンガード・米国トータル債券市場ETF(BND)の基本情報

バンガード・米国トータル債券市場ETF(BND)は、その名の通り米国の長期投資適格債券市場に分散投資ができる海外ETFであり、国内の証券会社(例えばSBI証券)で個人でも気軽に購入することができます。

株式に比べて、リスクの低い良質な米国債券に幅広く投資しているETFということで、債券に興味がある投資初心者にはおすすめできるETFだと思います。

BNDの投資先としてアメリカが92%、残りの8%はカナダやイギリス、日本、メキシコ、ルクセンブルク、ドイツ、オランダ、フィリピン、オーストラリアなどの国債も含まれています。

しかも1株保有しているだけで毎月配当金を受け取るができるため、積極的にリターンを取ることが可能ですね。

米株や米国ETFの売買単位は1株から少額で取引可能のため、2020年03月10現在、1株87.77ドル(約9,500円)でBNDを購入することができます。

BNDは純資産が5兆円もあるETFであり、ETFの純資産ランキングでは15位にランクインしています。ちなみに1位はSPDR S&P500ETF(SPY)という銘柄でETFの総資産は34兆円です。

株価 87.77ドル(約9,500円)
上場日 2007年04月03日
分配金回数 毎月分配金がもらえる
配当利回り 2.54%
経費率 0.04%
ETFの純資産 54,336.91万ドル(約5.6兆円)

バンガード・米国トータル債券市場ETF(BND)の株価とチャート

バンガード・米国トータル債券市場ETF(BND)バンガード・米国トータル債券市場ETF(BNDのチャート

リーマンショックが起きた2008年頃ではBNDの株価はたった5%程度しか値下がりせず、米金利が引き下げる度に株価は上昇し、米金利が引き上げると株価は値下がりします。

そのため、バンガード・米国トータル債券市場ETF(BND)も歴史的な上昇をしており、今や株価は87.77ドルまで上昇しています。

債権の価格が上昇すると利回りは下がるが、こういった債券ETFを投資のポートフォリオに加えることで株価が暴落した場合でも影響を受けないことがあるため、バランスを取ることができます。

BNDの分配金利回りは2%後半ということで、決して高いほどではないのですが、安定したインカムを毎月提供してくれる通称金の卵です。

債権は一般企業の株と比較するとそこまでボラリティが高くなく、値動きが安定していて、分配金などのインカムゲインが安定的に出ることがあります。

そのため、投資する際は株式と合わせて債権もポートフォリオを加えると投資パフォーマンスが安定することができます。

バンガード・米国トータル債券市場ETF(BND)の運用実績と配当・分配金

バンガード・米国トータル債券市場ETF(BND)の運用実績

こちらの表はバンガード・米国トータル債券市場ETF(BND)の投資パフォーマンスとなります。

過去1年 13.30%
過去2年 17.50%
過去3年 19.44%
過去5年 22.17%
設定来 78.40%

バンガード・米国トータル債券市場ETF(BND)は上場してから株価が78.40%も上昇したこととなるため、投資パフォーマンスとしては悪くない数値でしょう。

バンガード・米国トータル債券市場ETF(BND)の配当・分配金

バンガード・米国トータル債券市場ETF(BND)の配当利回りは2020年03月時点で3.08%です。

投資信託(非上場)の場合は投資家自ら投資したお金がそのまま戻ってくるのに対し(いわゆるタコ足分配)、ETFの場合、分配金はファンドでの運用益からのみ出されるため、安心して受け取れます。

バンガード・米国長期債券ETFは年間12回、毎月分配金を受け取ることが可能です。

以下、バンガード・米国トータル債券市場ETF(BND)の過去の分配金の推移です。

2019年 2.28019ドル
2018年 2.209592ドル
2017年 2.038059ドル
2016年 1.994881ドル

FRB(アメリカの中央)が金利を引き上げる局面だった2017年、2018年ごろは配当金が増加しています。

最後に

今回紹介した米国債ETFの場合、金利が上昇している局面においては債券価格が低下するため、その時に買ってみるのも分散投資の一つだと考えています。

一般の株式と比べると債券は値動きが少ないので大きくは稼ぐことは出来ない分、分配金などの配当金を安定的稼ぐことができるという大きなメリットはありますね。

債券ETFは様々な国債、社債を扱っているファンドが存在し、分散投資という面においてはメリットがあります。

株式とは異なる値動きをすることため、積極的にリターンを取ることはできますが、リスクもあることから、株式70%:債券30%といった比率で投資するのも良いでしょう。

国債以外の債権として、米国社債に投資しているETFがJNKという銘柄が存在するので、こちらの記事も是非チェックしてみてください。

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個人投資家
ねるねる
30代リーマン、システムエンジニアをやりながら米国株と日本株を日々研究する個人投資家。