米国株(高配当ETF)

利回り10% ZMLP(DirexionザックスMLP高配当ETF)はエネルギー版のETF

DirexionザックスMLP高配当インデックスETF(ZMLP)

米国には多くのETFが存在しており、株式に投資しているETF、不動産投資信託に投資しているETFと様々ですが、本日紹介するのは「エネルギー版」に投資しているETFについてです。

ZMLP(DirexionザックスMLP高配当ETF)というファンド名で、利回り10%と高配当であり、投資のメリットやデメリットについて解説します。

  • ZMLPはエネルギー版のETFで配当利回りが10%とかなり高配当でありながら、投資初心者にはあまりおすすめしない銘柄だと言えます。
  • 元々、2020年4月頃あたりまでは1株あたり5~8ドルとして取引されていたETFですが、株式合併により、8株が1株に合併されています。

ETFとは?

ETFは、株式のように証券取引所に上場されている投資信託のことです。

上場されていない投資信託は、毎日の終値に価格が決定されます。

しかし、ETFの株価は、株式と同様に日中のマーケットの動きに応じて変動し、いつでも売買することができます。

多くのETFは、S&P 500などの指数に連動します。

ETFは指数と連動するように設計されているため、指数が上昇率すれば、ETFも上昇します。

そして、ETFは一貫して高収益を生み出す傾向があります。

ETFに投資するメリット

ETFはリスク分散に最適である

ETFを購入することで、さまざまな会社に投資することができます。

投資先の多様化は、損失リスクを減らすためには重要なことです。

すべての資金を1つまたは2つの会社に投資し、その株が急落した場合には大きな損失を被ることになるからです。

しかし、ETFのように100の異なる会社が利益を上げていて、いくつかの会社が利益を上げていない場合には、それほど影響はありません。

もちろん、すべてのETFが同じレベルの分散を提供するわけではありません。

たとえば、ヘルスケアETFや産業用ETFなどのセクターETFは、特定のセクター内での分散化を提供します。

しかし、より広いセクターにまたがる分散化が必要な場合は、他のセクターへの投資が必要になります。

 ETFで小額投資可能

多くのETFの株式は、50ドル程度で購入できます。

しかし、投資信託を購入する場合には、最低数千ドルの初期投資が必要です。

ETFは低コストですので、退職に向けて毎月少額の積み立てしかできない人でも、投資することができます。

それは、多様化と確実な利益をもたらします。

また、初期投資が少なくて済むため、複数のETFへの投資が可能になります。

しかし、投資信託に固執している場合には、あらかじめ数千ドルの貯蓄が必要になります。

手数料が低い

多くの証券会社は手数料ゼロのETFを提供していますので、売買するたびに手数料を支払う必要はありません。

しかし、これはすべてのETFに当てはまるわけではありません。したがって、購入を検討しているETFの手数料を調査する必要があります。ETFは、投資信託と同じように手数料がとられます。

一部の投資信託の手数料率は1%以上になる場合もあります。つまり、投資する1,000ドルごとに10ドルを支払うことになるのです。

しかし、多くのETFは受動的に株式指数を追跡します。

これにより、ファンドマネージャーの作業が減り、経費率が低下します。そのため、手数料率が0.10%以下の会社も存在します。

つまり、1,000ドルを投資するごとに1ドル以下しか支払わなくてよいのです。10ドルの手数料というとたいしたことがないと思われるかもしれません。

しかし、手数料率が大きい場合には、時間がたつにつれてパフォーマンスに影響を与えますので、できるだけ少ない方が望ましいといえます。

老後資金を節約するために、あなたは資金を何で運用するかを選択する必要があります。

これまでETFをポートフォリオに追加することを考えたことがない人は、今がそのタイミングです。低コストのETFは他にも数多く存在します。

ZMLP(DirexionザックスMLP高配当ETF)について

Direxion ザックス MLP 高配当ETF(DIREXION ZACKS MLP HIGH INCOME SHARES)は、ザックスMLP指数(Zacks MLP Index)の実績に概ね対応する投資成果(手数料および経費控除前)をあげることを目指す。(SBI証券より)

ZMLPは「MLP」を中心に投資している高配当ETFです。

このMLPとはどういう投資対象なのか?

MLPとは、Master Limited Partnership(マスター・リミテッド・パートナーシップ)の略称です。

米国における共同投資事業の形態の1つであるLP(リミテッド・パートナーシップ)のうち、総所得の90%以上を歳入法(米国の国税についての規定が定められている法律)で定められたエネルギー・天然資源関連・不動産などの特定の事業から得ており、かつ、その出資持分がニューヨーク証券取引所やNASDAQなどの金融商品取引所に上場されているもののこと。

MLPとはエネルギー、石油などを製造、販売などを行い、収益を投資家に還元するタイプの投資なので、「REITのエネルギー版」といったイメージを想像していただければと思います。

ZMLP(DirexionザックスMLP高配当ETF)の投資情報

株価 53ドル (2020年07月17日現在)
上場日 2014/01/23
配当金利回り 10%
配当金回数 年に4回
経費率 0.65%
純資産 39.78万ドル(約41億円)

ZMLPに投資すると年間、4回ほど配当金を受け取ることができます。

権利落ち月が3月、6月、9月、12月ですので、それまでに投資すると、翌月には配当金が証券会社に振り込まれていることでしょう。

このETFの基本情報を見ると、経費率が0.65%と他のETFに比べるととても高いことが分かります。

経費率とはETFを運用することで、投資家がファンドに支払う手数料であり、低い方が好まれがちで、個人的には0.65%はとても高いように見えます。

つまり、これから資産形成を検討している方なら、このETFに投資するなら余剰資金の範囲内で、せいぜい投資金額の5%程度に収めると良いでしょう。

ZMLP(DirexionザックスMLP高配当ETF)の投資セクターについて

ZMLPの投資地域としてはこのような割合になっています。

  • アメリカ:96.37%
  • 残り地域はアジア(日本を除く)3%程度
エネルギー 88.39%
工業 7.98%
公益 3.63%

ZMLP(DirexionザックスMLP高配当ETF)の組入れ上位銘柄

銘柄 投資比率
Phillips 66 Partners 4.40%
Noble Midstream Partners 4.39%
Brookfield Renewable Partners 4.37%
Enterprise Products Partners 4.32%
Cnx Midstream Partners 4.28%
Dcp Midstream 4.27%
TC Pipelines Unt 4.26%
Hess Midstream Partners 4.25%
BP 4.22%
Plains All American Pipeline Unt 4.05%

ZMLPは他のETF同様、複数社のMLP(エネルギーを生産している企業)に分散投資していますので、例え一社が倒産したとしても、ETF自体なくなることはないでしょう。

エネルギーを生産している企業は、私としては投資先としては新型コロナウイルスの影響で需要減の影響もあり、やや悲観的のため、不況の時は株価が大きく急落することがあるので、投資の際は注意が必要です。

DirexionザックスMLP高配当ETF)の株価と配当金履歴

ZMLP(DirexionザックスMLP高配当ETF)の株価

DirexionザックスMLP高配当インデックスETF(ZMLP)

ZMLPは2014年に上場した米国ETFです。

2020年07月現在、株価は7分の1まで大暴落してしまい、投資すると資産の半分以上は失うことになります。

ZMLPの主な急落の原因はこのように挙げられます。

  • 2016年の原油安問題。
  • 2020年のコロナウイルスショックによる経済後退を懸念して下落。

こちらは原油(WTI原油先物)の価格のチャートとなります。主に2016年、2020年には大きく原油価格が下落していますので、追随してZMLPの株価も下落しています。

原油(WTI原油先物)

ZMLP(DirexionザックスMLP高配当ETF)の配当支払いについて

ZMLPは1株53ドル(約5,500)で現在取引しており、直近の配当金は2.4ドル(約270円)です。

今のところ、一回につき2.4ドルは支払われますが、年に4回合計の支払いで配当利回りは10%という計算です。

配当金はETFの利益から支払わるようになっていますが、その分、大きな配当を支払うことでETFの資産が伸びないので、個人的には配当金額を下げて、ETFの純資産を増やすべきだと思います。

ZMLP(DirexionザックスMLP高配当ETF)の投資リターン

ZMLPは2014年の設立以来、投資した方は悪いパフォーマンスを体感することになります。

上場以降、株価はひたすら下落を繰り返しているため、その背景にはエネルギー・ガス事業の需要減りの影響もあり、MLPの企業は今後、天然・自然エネルギーに切り替えていく必要があると考えています。

こちらは投資のパフォーマンスです(SBI証券より引用)。

1ヵ月 -10.83%
3ヵ月 27.20%
6か月 -40.15%
9か月 -36.33%
1年 -42.83%
2年 -40.46%
3年 -43.64%
5年 -37.59%
上場以来 -66.25%

最後に

ZMLPは2020年03月では株価が大暴落している状態でも頑張って配当金の支払いをしているのですが、今後の株価の値動きに注目しています。

原油価格の影響をもろとも受け、個人的な観測としてはZMLPの株価が上がらなければ、余技なく減配する可能性はあると考えています。

今のところ、ZMLPは無配には転じないものの、少なくともZMLPの利回りが5%以下まで調整ができれば、おそらくETFの純資産は少しずつ増える可能性があると思います。

よってZMLPに投資を考えている方はひとまずファンドの純資産が上がるのを待ち、利回りも4~6%以内に調整することを確認してから検討するのが良いでしょう。

投資は大切なお金を投じる訳ですから、配当利回りだけで判断せず、ETFの時価総額、過去の投資リターン、株価などをチェックしてから検討することが大事です。

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参考になる書籍を紹介
個人投資家
ねるねる
30代リーマン、システムエンジニアをやりながら米国株と日本株を日々研究する個人投資家です。米国株ブログは2019年8月頃スタート。