米国株(高配当ETF)

【PFFD】グローバルX 米国優先証券 ETF(優先株を集めた新しいETF)

YYY(アンプリファイ・ハイ・インカムETF)

グローバルX 米国優先証券 ETF(ティッカーコード:PFFD)とは米国企業で優先株を中心に集めた新しいETFです。

優先株を集めたETFの代表銘柄として、PFFがありますが、PFFDの紹介する前に、ひとまず「優先株」について説明します。

企業が発行する株には2種類あって、「普通株」と「優先株」があります。

普通株の場合、SBI証券といった国内の証券会社なら誰でも気軽に売買ができる株式のことで、株主総会に出席出来たり、経営に参加して社長にボロくそも言うことができます。

優先株は普通株とは異なり、銀行がその企業の株を発行するため、通常ではまず売買することが不可能。優先株を発行した企業の経営に口出しすることができなく、株主総会にも参加することが出来ないのです。

そのため、普通株に比べると、優先株は配当金がもう少し多めにもらえたり、会社が解散したときに残った財産を優先的に受け取れたりと、メリットもいくつかあります。

本日紹介するのは米国ETFでそうした優先株を中心に集めた新しいETF、グローバルX 米国優先証券 ETF(PFFD)という銘柄です。

https://usa-kabu.com/stock/etf_list

グローバルX 米国優先証券 ETF(PFFD)とは?

グローバルX 米国優先証券 ETF(PFFD)はアメリカのグローバルX社が扱っているETFで優先株を主に保有しているETFです。

グローバルX 米国優先証券 ETF(PFFD)に投資するメリット

配当目的で投資ができる

グローバルX 米国優先証券 ETF(PFFD)

グローバルX 米国優先証券 ETF(PFFD)の最大の魅力とも言えるのが、投資したところで特に何しなくても、確実に配当金を受け取ることができるという点です。

ETFは複数社に投資した金融商品のため、例えばそのうちの一社が仮に倒産したとしても、ETF自体はなくなることがないため、分散効果を発揮することができます。

ETFはいわゆる、投資初心者に向いた金融商品であり、毎月分配型の投資信託のようにファンドの資産から配当金を支払うのではなく、ETFの利益から配当を支払うため、長期投資に向いているとも言えます。

値動きが少ない

一般企業に投資する場合、その企業の業績が悪化して配当が無配に転じるとただちに株価は売られ、資産を大きく減らす可能性が高いですが、PFFDは値動きが少なく、不況の時でも配当金を支払った実績があります。

毎月配当金を支払うETFは値動きが少なく、キャピタルゲインを狙う投資家にとっては不向きですが、忙しいサラリーマンでほったらかし投資したい方には魅力ある投資家だと考えられます。

直近の不況といえば3月頃に中国で発生したコロナウイルスですが、4、5月の大不況の中でも投資家にちゃんと配当金を支払った実績があります。

グローバルX 米国優先証券 ETF(PFFD)の投資のデメリット

金融ショックにはめっぽうに弱い

PFFDのデメリットについて触れる前に、まずはPFFDの保有している業種別の割合について見ていきましょう。

業種
銘柄数
ファンドの割合
金融 65 21.67%
不動産 46 15.33%
金融業務 41 13.67%
保険 39 13.00%
公益事業 37 12.33%
その他 31 10.33%
情報通信 14 4.67%
商社・代理店 4 1.33%
重機 3 1.00%
レジャー用品 3 1.00%

割合として、金融セクター、不動産、金融業務のセクターが50%を占めるため、リーマンショック級の不況が訪れると株価は大きく下がる可能性があり、それに伴い配当金もダメージを受ける可能性があるからです。

そうした不況も10~12年おきのスパンで起きていますが、一応は不況の時でも配当金は下がる可能性があるものの、完全に無配になる可能性は薄いことでしょう。

不況に強い銘柄は生活必需品、医療・セルスケア、ハイテク銘柄ですので、こうした優先株を集めたETFに対する投資比率は全体の25%未満に抑えるかも知れません。

不況の時に株価が大きく下がり、経済回復時には株価が横ばいであることが特徴的なETFです。

グローバルX 米国優先証券 ETF(PFFD)の配当

グローバルX 米国優先証券 ETF(PFFD)にたった1株だけでも投資した場合、毎月安定した分配金を受け取ることができます。

そのため、「債券」のような性質に見えがちで、株価などをまともに見なくても、ETFさえ保有していると配当金のような不労所得は忙しいサラリーマンに喜ばれるケースがあります。

筆者は今のところ、グローバルX 米国優先証券 ETF(PFFD)には投資していないものの、後述する似たようなETFとして存在するのがブラック・ロック社のPFFで、PFFには約12万円投資中です。

PFFもPFFDも配当利回りが5%と大変高配当であり、10万円の投資金額であれば毎月、約400~500円(税抜き)くらいの配当金を息吸っているだけでも受け取ることができます。

PFFDはPFFよりも株価が低いため、再投資しやすく、投資する場合は頻繁に売り・買いせず、主に長期保有を目的とした投資スタイルを心掛けるべきでしょう。

グローバルX 米国優先証券 ETF(PFFD)とPFFとの違いについて

本日紹介したPFFDとは他に似たようなETFが存在しており、資産運用会社ブラック・ブロック社が扱っているPFF(iシェアーズ優先株式&インカム証券ETF)というETFです。

PFFもPFFD同様に優先株を集めたETFであり、PFFDよりも設立が長く、インカムゲイン狙い(配当金)で投資家には根強い人気を誇ります。

新生の如くいきなりポツンと現れたPFFDですが、PFFの投資パフォーマンスを上回るのか、注目しています。

両社の違いについて色々調べてみると、PFFとPFFDはこんなに差異があります。

PFF PFFD
設立 2007年3月26日 2017年9月11日
純資産 1.6兆円 6千億円
株価 34.85ドル 23ドル
経費率 0.46% 0.24%
分配回数 毎月 毎月
配当利回り 5.68% 5.65%
組入れ銘柄 517 300

PFFDは2017年9月に設立されたETFのため、PFFに比べると歴史が浅いです。

PFFより勝る点として、株価が23ドルとPFFの34.85ドルよりも11ドルくらい低い点と、ETFの経費率が0.24%とPFFに比べると少ないです。

経費率とはETFを運用するにあたって、投資家が運用会社に支払う手数料のことで、いわゆる「運用コスト」とも言われています。

PFFDはPFFよりも経費率は少ないですが、残念な点としては組入れ銘柄が300個とPFFに比べると少なく、純資産もPFFが1.6兆円とPFFの方がPFFDを遥かに上回るため、既にPFFに投資されている方はPFFDにはわざわざ掛け持ちで投資しなくてもいいように見えます。

最後に

本日はグローバルX 米国優先証券 ETF(PFFD)について紹介させていただきました。

個人では中々買うことができない優先株を中心としたETFであるため、投資するメリットとしては確実にインカムゲインが狙える金融商品です。

まとめ

  • 金融ショックには弱いが、普段の株価は値動きが少なく、チャートを気にする必要もない。
  • 配当金狙いとして優先株を集めたETFは根強い人気を誇る。
  • PFFに既に投資していれば、わざわざPFFDに投資しなくても良いように見える。
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参考になる書籍を紹介
個人投資家
ねるねる
30代リーマン、システムエンジニアをやりながら米国株と日本株を日々研究する個人投資家です。米国株ブログは2019年8月頃スタート。