米国株(高配当ETF)

おすすめではないが高配当株よりも安全な高配当ETF

米国高配当ETF

配当目的で米国株に投資している投資家もいれば、配当はいらないがグロース株(将来的に値上げが期待できる銘柄)に投資しているケースもあります。

高配当株の場合、保有する際の注意点として、配当金を生み出すかどうかをチェックする点として財務・収益・キャッシュフローが安定していることが重要です。

企業が投資家に支払う配当は、その企業が持つキャッシュフローより生み出されるため、高配当株に投資する時はキャッシュフローに注目する必要があります。

筆者の場合、保有している米国株はグロース株よりも配当株が多いです。

そのためか、2020年は新型コロナウイルスのパンデミックにより、保有している米株の中でも無配に転じた銘柄がいくつかあります。

無配になったのはHSBCホールディングスコールズ(KSS)ウェストパック銀行(WBK)の3社です。配当支払い停止を発表しており、業績回復には時間がかかりそうな銘柄です。

  • 高配当すぎる銘柄は会社が財政難に陥った場合、配当が見送られるケースがよくあります。
  • 配当目的で投資する場合、高配当株よりも、ETFの方がリスクは少ないです。
  • 将来的に退職をして配当金を生活の足しにする場合は高配当株よりもETFに投資した方がよいでしょう。

したがって、本記事では高配当株よりも、配当が高い安全なETFについてお伝えしていきます。

高配当株に投資する時の注意点

配当株投資に当たっては、1つの一般的なルールを覚えておく必要があります。

会社が財政難に陥った場合、配当が見送られるケースがよくあるということです。

2020年の新型コロナウイルスの外出規制によって、主に影響を受けた業種はホテル業界、アパレル関連、旅行関連の企業です。

アパレル関連企業の代表銘柄としてコールズ(KSS)、メーシーズ(M)、ギャップなどはいずれも配当が見送られることとなりました。

よって配当目的で個別株に投資する場合、毎年配当を維持できるような企業を選ぶことが何よりも重要です。

配当株へ投資する場合に覚えておくべき注意点はこちらです。

  • 配当利回りが高い企業は不況の影響で業績不振に陥ると、配当支払いになることがよくあります。
  • 株価が下落傾向にある企業は、配当の安全性に気をつける必要があります。
  • 配当を生み出す高配当株は債券よりもリスクが高いことを意識しなければなりません。

高配当株よりも安全な高配当ETF

高配当ETF

前項では高配当株に投資する際の注意点についてお伝えしました。

高配当株はこまけに業績をチェックする必要があったり、新型コロナのようなパンデミックが起きた場合、業績不振によって配当支払いが停止するケースがあるので、注意が必要があります。

高配当株とは対照的で、配当目的で投資するなら他の選択肢としてETFがあります。ETFは複数社の企業に一括投資しているため、例え一社が倒産したとしても、ETF自体なくなることはないため、リスク分散になるからです。

新型コロナのETFを受けながらも、配当を維持してきた利回り5%超えのETFをいくつか紹介します。

PFF

名称 iシェアーズ優先株式&インカム証券ETF(PFF)
運用会社 ブラック・ロック
株価 36ドル
設立 2007/03/26
配当回数 12
ETFの純資産 1.6兆円
経費率 0.46%
保有銘柄数 515社
配当利回り 5.40%

PFFは2007年に誕生したETFで主に「優先株」を集めたETFです。

株には二種類あります。「普通株」と「優先株」です。一般的に企業が発行する株に投資すると、株主総会に参加できたり、経営に参加することができます。

普通株とは対照的で優先株は銀行が発行した株で、株主総会に参加できなく、経営には口出しすることができません。その代わり、優先的に配当を受け取ることができるという特徴があります。

そうした優先株を集めたユニークなETFであり、配当利回りは5%超えと高配当で筆者も投資しているETFです。

PFFの株価を見ていきましょう。

 iシェアーズ優先株式&インカム証券ETF

PFFの過去の10年の株価を振り返っていきます。値幅は30ドル~40ドルと薄く、新型コロナの影響で一旦株価は30ドル割りますが、回復も早く、不況前の水準に戻りつつあります。

PFFは300社以上の優先株に投資しているため、高いリスク分散を発揮しています。また、配当利回りも魅力的です。

PFFの魅力についてお伝えしましたが、デメリットもあります。金融関連企業の優先株を多く含んでいるため、金融ショックには滅法に弱いという性質があります。

2008年のリーマンショックでは株価は軒並み下落しており、20ドル付近まで下落したケースがあるので、金融ショックには耐性がないことを覚えておく必要があります。

筆者もわずか15万円程度PFFに投資していますが、ポートフォリオ全体の10%未満に収まるように心がけています。

JNK

名称 SPDRブルームバーグバークレイズハイイールドボンド (jnk)
運用会社 SPDR
株価 105ドル
設立 2007/11/28
配当回数 12
ETFの純資産 1.4兆円
経費率 0.40%
保有銘柄数 900社以上
配当利回り 5.52%

JNKは主に米国企業の社債に投資しているETFです。

JNKが投資している企業数は900社以上にものぼり、前項で紹介したPFF同様、一応はリスク効果の高いETFとなっています。

社債とは?

社債とは企業が資金調達する際に、投資家から高い金利でお金を借りる代わりに、投資家はその企業から高いリターンを得ることができます。JNKは投資家から集めたお金で社債に投資をしているのです。

JNKが投資している社債の中でも、有名な企業が多く含まれているのも一つのポイントだと考えています。その企業の一部として、こちらが挙げられます。

JNKの過去の株価はこのようになっています。株価は低迷しているも、10年間は配当利回りはずっと5%をキープしています。

JNKに投資すると、毎月安定した配当金を見込めますが、内容のほとんどが社債のため、過剰な投資は控えるべきでしょう。

 SPDR BBバークレイズ ハイイールド債券 ETF

高配当株に比べると値動きは比較的安定しているため、一度投資すると、バイ・アンド・ホールド(そのままほったらかし)で配当金をもらいながらゆっくり再投資していくことが良いと考えています。

筆者もわずか5株程度、JNKに投資をしています。JNKより毎月、数百円の配当金を貰っており、このETFは投資金額の全体10%以下という方針を決めています。

最後に

高配当ETF

高配当株に比べると今回紹介したPFF、JNKあたりは世界経済が不況に陥っても個別株のように無配になるリスクは少なく、毎月配当金が見込めるETFです。

配当金に着目している投資家であれば、個別株よりもこうしたETFに入れることでポートフォリオに入れることで、こまめに業績する必要がなくなるのはメリットの一つでしょう。

ただし、高配当ETFに投資する場合、投資資金全体の20%程度くらいまでに収めることが良いと考えています。

本記事のまとめ

  • 高配当ETFは高配当株よりもリスクが低くて安全ですが、債券や社債のETFは利回りが高い分、リスクも高めであるため、過剰な投資は控えるべきでしょう。
  • 高配当株は業績をこまめにチェックする必要があるため、配当狙いで投資する場合は高配当ETFは一つの選択肢です。
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参考になる書籍を紹介
個人投資家
ねるねる
30代リーマン、システムエンジニアをやりながら米国株と日本株を日々研究する個人投資家です。米国株ブログは2019年8月頃スタート。