米国株(個別で高配当)

【米国株動向】IBMの投資や配当リスクについて調べてみました

IBM(米国株)

IBMこと、インターナショナル・ビジネス・マシーンズは、アメリカに本社を置く大手IT企業です。

主にコンピュータ関連製品と、ITコンサルティング事業を民間法人や公的機関に対して展開しています。

現在世界の170ヵ国以上で事業を展開しており、その事業はグローバル・テクノロジー・サービス、グローバル・ビジネス・サービス、ソフトウエア、システム、金融で構成されています。

またIT業務の外部委託やソリューションの提供、システム・サーバーの販売などを手掛けています。

IT企業に勤務している日本人なら、IBMは一度聞いたことがあるでしょう。筆者も小さなIT企業に勤務しており、自社サーバーの一部は10年以上もIBMの製品を利用しています。

IBMを投資家目線で見れば、同社の強みとして時価総額10兆円以上、配当利回り5%以上、増配年数25年以上という、数少ない3冠王の称号を保有していることで注目すべき銘柄だと考えています。

また、IBMには他の米国株同様に1株でも投資することができ、1株を保有しているだけでも年間4回、配当を受け取ることができるため、筆者もIBMにはなんとなくインカム目的で少額投資をしています。

今回はIBMの企業を分析してみて、配当や投資の安全性などについて見ていきます。

今回のIBMに関する記事を執筆するにあたり、参考にしたサイトはこちらです。

https://dividendvaluebuilder.com/

IBMの財務リスクについて

IBM(米国株)

IBMの財務・投資リスクはBランクです。

前回の記事で紹介したAT&T(T)の財務チェックでは、残念ながらDランクと低評価だったため、AT&T(T)と比較してみるとIBMの方が破綻リスクが少ない企業であることが分かりました。

AT&T(T)
AT&T(T)の投資や配当リスクについてAT&T(T)の投資リスクについて...

Aランク

Aランクに認定された企業のバランスシートはしっかりしており、収益の質が高く、ビジネス環境が良好で、質の高い企業であることを示します。

Bランク

Aほどではないが、バランスシートが良好で、収益の質が高く、ビジネス環境が安定している企業を示します。

Cランク

十分なバランスシート、少なくとも平均的な収益の質、および適度に安定したビジネス環境を備えた企業を示します。

Dランク

バランスシートは良好な状態にあるが、その安定性と長期的なリスクに影響を与える可能性のある問題がある会社を示します。AT&T(T)はDランクという思ったよりも低い評価になっています。

Eランク

安定性と長期的なリスクに影響を与えている重大な問題を抱えている企業を示します。

2020年、新型コロナウイルスのパンデミックの影響で最も打撃を受けた業種は飲食業、旅行関連企業、宿泊施設ですので、該当企業のほとんどはEランクに認定されています。

それとは対照的で、生活必需品、医療関連セクターではA~Bランクの企業が多いという印象を受けています。

IBMの配当の安全性

IBM(米国株)

IBMの配当の安全性はこちらのサイト「Bランク」という高評価を得ているようです。

各種配当ランクの説明

Aランク

Aランクは最高の評価であり、減配の可能性が非常に低いことを示します。

この格付けは、強力なバランスシート並びに優れた配当履歴を持つ企業のことを指します。

Bランク

Bランクは配当性能は良好であり、減配の可能性が低い企業のことを示します。

Cランク

Cランクは減配の可能性は比較的低い企業のことを示します。

Dランク

Dランクは将来的にの配当支払いに関して、考慮すべき問題があることを示します。

Eランク

Eランクは減配リスクが高い企業のことを示します。

IBMの配当まとめ

ちなみに、高配当でもう一社のAT&T(T)はDランクと低評価であり、IBMよりも2つランクを落としていることが分かります。

それはもう一つ理由があります。その企業の配当性能が安全かどうか確かめる方法として、「ペイアウト率」を知ることで、利益に対し配当を払い過ぎているかどうか分かります。

ペイアウト率の計算として、( 1株あたりの年間配当額 ÷ 年間のEPS ) × 100となりますので、IBMの場合はこうなります。

1株あたりの年間配当 6.52ドル
1年のEPS(予想) 12ドル
ペイアウト率 54%

IBMのペイアウト率は54%ですので、配当株として今のところは問題ないと判断できます。

ペイアウト率は70%を超えると危険な理由として、利益のほとんどを株主に還元していることが分かり、自社株買いや設備投資に必要な資金を残すことが少なくない、という結論に至ります。

IBMの良いポイントと弱いポイント

IBM(米国株)

IBMの良いポイント

The company has been able to use its large free cash flow to invest heavily in the future (R&D and acquisitions) as well as buy back significant amounts of its own stock.

IBMは、その大きなフリーキャッシュフローを利用して、将来(研究開発と買収)に多額の投資を行うだけでなく、自社株を大量に買い戻すことができました。

と、英語訳するとIBMは現金保有が多い企業であると述べてあり、その資産を研究開発費に充てることで、新たなサービス(例えばクラウド関連事業)を可能にすることができるというのが最大の強みであることが分かります。

また、多くの現金資産を保有することで、株主還元も積極的に行うことができるため、株主配当にも期待したいところです。

IBMの弱点

IBM’s old mainframe business is in a long term decline. Over the last 10 years the company’s Revenue growth is negative, Cash Flow from Operations (CFO) is barely positive, and Earnings Per Share (EPS) are only positive because they bought back so many shares.

上の英語文から訳してみると、IBMの中心となるビジネスは長期的に衰退してると述べています。

過去10年間、IBMの収益成長率はマイナスであり、営業活動によるキャッシュフロー(CFO)はほとんどプラスではないが、1株当たり利益(EPS)はプラスに転じています。

IBMは昨年、RedHat(レッド・ハット)を多額で買収したことにより、同社のメインビジネスを改変していく必要があると予測されます。

最後に

筆者は現在、たった1株ですがIBMに投資している状態ですが、今回の企業分析を振り返ってみると、ポートフォリオの5%くらいまではIBMに投資してもいいかなと思っています。

140万円以上投資中ですので、5%といえば7万前後となり、株数で言えば5株です。

IBMはインカムゲインは狙いにくい銘柄ですが、しばらくは安定した配当金を得られる可能性があるので、ゆっくり買い増ししていこうと思います。

IBMは2019年、LinuxのOSとして有名なRedHat社を巨額で買収したことで、今後はクラウドビジネスを大幅に強化していく可能性があり、10年間低迷していた業績を大きく改善することも可能性としてあるかなと見ています。

引き続き、同社の業績にはウォッチしていこうと考えています。

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参考になる書籍を紹介
個人投資家
ねるねる
30代リーマン、システムエンジニアをやりながら米国株と日本株を日々研究する個人投資家です。米国株ブログは2019年8月頃スタート。