米国株(高配当ETF)

グローバルX スーパーディビィデンド-世界リート ETF (SRET)の配当利回り7.79%は適正か?

米国高配当ETF

グローバルX社は米国に本社を世界有数の資産運用会社の一つであり、「成長」、「インカム」、「コア」といったグループのETFをいくつか運用しています。

その中でも「インカム」は配当目的や、高配当を重視しており、グローバルX社は配当利回り5%を超える高配当ETFがごろごろ存在しています。

その中でも、世界の不動産投資信託に投資しているETF(SRET)は配当利回りが7%となっているので、高配当の中でも利回りはかなり高い水準に相応していることが分かります。

個人的には、高配当ETFは5%を超えるETFは基本的に減配リスクが濃厚なので、どうしても配当目的を重視して投資するなら、利回り3~4%のETFあたりが安全圏かつ長期的な資産運用に向いていると言えるでしょう。

高配当ETFの投資に興味を持っている方向けに、グローバルX・ スーパーディビィデンド-世界リート ETF(SRET)の株価、登録銘柄や株価について振りかえてみようと思います。

そもそもETFってどんな金融商品?

ETFは、株式のように証券取引所に上場されている投資信託のことです。

上場されていない投資信託は、毎日の終値に価格が決定されます。

しかし、ETFの株価は、株式と同様に日中のマーケットの動きに応じて変動し、いつでも売買することができます。

多くのETFは、S&P 500などの指数に連動します。ETFは指数と連動するように設計されているため、指数が上昇率すれば、ETFも上昇します。

そして、ETFは一貫して高収益を生み出す傾向があります。

SRET(世界リートETF)はどんなETF?

上場インデックスファンドJリート(1345)

SRETはグローバルX社が運用を手掛けているリート型のETFであり、配当利回りが高い背景には「モーゲージREIT」と呼ばれているタイプの不動産投資信託に投資している点が挙げられます。

モーゲージREITとは?

投資家から集めた資金を元に、何倍かの借金をしてモーゲージ債を買い、その利息を投資家に分配するREITということです。

金利が上昇した時はリートの借り入れコストが上がるため、モーゲージREITの株価は急落することがあります。よって、SRETはボラリティが高いETFであることが分かります。

SRETの基本情報

上場日 2015年3月16日
保有銘柄数 30本
運用資産残高 360億円
配当利回り 7.97%
配当回数 毎月の支払
取引所 NASDAQ
経費率 0.59%

SRETは配当利回りが7.79%とかなり高配当の水準に相応しており、一方で経費率(ETFを運用にかかる費用)はやや高めで設定されています。

執筆時点の株価は8ドル(900円)で比較的少額で投資することができ、毎月配当金を貰うことができる高配当ETFに投資したい方向けの金融商品でしょう。

私が投資しているリートETFの中でも、一番高配当なのはブラック・ロック社のETF(RWR)であり、執筆時点の配当利回りは3.8%です。

構成銘柄とETFの投資地域について

グローバルX スーパーディビィデンド-世界リート ETF

SRETは主に米国、シンガポール、南アフリカの不動産投資信託に投資しており、圧倒的に米国側の保有比率が多いです。

構成銘柄としては、「モーゲージREIT」が39%も占めており、そもそもモーゲージREITについて簡単に説明すると、主に不動産担保付きのローンに投資しているREITのことを指します。

>>モーゲージREITの詳細について

SRETは配当利回りの高いREIT30銘柄に投資している

SRETは他の不動産投資信託に投資しているIYR、RWR、IFGLとは異なり、配当利回りの高いリート30銘柄に絞って投資しています。

こちがSRETの保有銘柄です。

銘柄
数量
業種
ファンドの割合
1 MANULIFE US REAL その他 5.473
2 OMEGA HEALTHCARE 不動産 4.959
3 KKR REAL ESTATE 不動産 4.883
4 GAMING AND LEISU 不動産 4.860
5 ANNALY CAPITAL M 不動産 4.541
6 BROOKFIELD PRO/A その他 3.878
7 READY CAPITAL CORP 不動産 3.864
8 ARMOUR RESIDENTI 不動産 3.755
9 BLACKSTONE MOR/A 不動産 3.648
10 SITE CENTERS CORP 不動産 3.631
11 APOLLO COMMERCIA 不動産 3.460
12 STARWOOD PROPERT 不動産 3.343
13 GROWTHPOINT PROP その他 3.050
14 FRASERS LOGISTIC その他 3.040
15 ARBOR REALTY TRUST INC 不動産 3.028
16 INDUSTRIAL LOGIS 不動産 3.019
17 MAPLETREE NORTH その他 2.948
18 KITE REALTY GROUP TRUST 不動産 2.911
19 CHIMERA INVESTMENT CORP 不動産 2.904
20 IRON MOUNTAIN INC 不動産 2.857
21 EPR PROPERTIES 不動産 2.856
22 TANGER FACTORY 不動産 2.837
23 RPT REALTY 不動産 2.837
24 MGM GROWTH PRO/A 不動産 2.822
25 OFFICE PROPERTIE 不動産 2.599
26 LADDER CAPITAL CORP/REIT 不動産 2.596
27 GEO GROUP INC/THE 不動産 2.575
28 TAUBMAN CENTERS INC 不動産 2.244
29 REDWOOD TRUST INC 不動産 2.190
30 CORECIVIC INC 不動産 1.994

SRETの構成銘柄1位のMANULIFE US REALはシンガポールに拠点を置くリートであり、配当利回りは8%もあります。

米国市場におけるオフィス用不動産のポートフォリオと、不動産関連資産への投資に焦点を当てたリートです。

構成銘柄2位のOMEGA HEALTHCAREは米国に本社を置くリートであり、配当利回りは7.60%もあります。

構成銘柄3位のKKR REAL ESTATEも同様にモーゲージRETであり、配当利回りは驚異の9%。

こうしてSRETはモーゲージREITを含む高配当だらけの不動産投資信託を集めていることで、インカムゲイン(配当)重視のETFとなっています。

SRETの株価の値動きに注意

グローバルX スーパーディビィデンド-世界リート ETF

2020年は新型コロナウイルスの影響で、モーゲージREITに対する危機の懸念が高まり、モーゲージREITに39%投資しているSRETの株価は急落しています。

モーゲージREITは投資家から集めた資金を元に何倍かの借金をしてモーゲージ債を買い、その利息を投資家に分配するREITのため、2020年の株価急落の原因にはコロナの影響で資金操りが困難な状況が起きたのではないかと考えられます。

配当利回りは魅力的である一方、不況には滅法に弱いことが投資のデメリットのため、配当目的で投資するなら少額投資に抑えることがベストだと思います。

ETFに投資するメリットとは?

高配当ETF

ETFを購入することで、さまざまな会社に投資することができます。投資先の多様化は、損失リスクを減らすためには重要なことです。

すべての資金を1つまたは2つの会社に投資し、その株が急落した場合には大きな損失を被ることになるからです。

しかし、ETFのように100の異なる会社が利益を上げていて、いくつかの会社が利益を上げていない場合には、それほど影響はありません。

本記事で紹介したグローバルX社のSRETは30本のリートに投資している分、ある程度の分散効果は得られますが、高配当の裏には株価急落リスクを抱えていることを念頭に入れるべきでしょう。

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参考になる書籍を紹介
個人投資家
ねるねる
30代リーマン、システムエンジニアをやりながら米国株と日本株を日々研究する個人投資家です。米国株ブログは2019年8月頃スタート。