米国株(個別で高配当)

【米国株】アルトリア・グループとフィリップモリスの違い、比較について

アルトリアグループ(MO)

フィリップ・モリス(NYSE:PM)USA社はアメリカでたばこと無煙タバコを製造しており、主要ブランドとしては「マルボロ」や「バージニアスリム」などがあります。

「マールボロ」や「ラーク」、「パーラメント」、「バージニア・スリム」といった国際的ブランドのほか、「ダイアナ」、「チャンピオン」などの地域ブランドを180ヵ国で展開しています。

同社はアルトリア・グループの一角であり、アルトリア・グループにおけるタバコの国際事業を手掛けています。

アルトリア・グループ(NYSE:MO)はアメリカに本社を置く、米国のたばこ・ワイン製造持株会社です。

両社とも世界トップクラスのたばこ銘柄であり、配当利回りは2社とも5%超えと魅力的であり、高配当の仲間入りしています。

本記事ではアルトリア・グループとフィリップ・モリス社の違いや両社の配当性能、どっちに投資した方が良いかについてお伝えする記事です。

アルトリア・グループとフィリップモリスの違い

アルトリア・グループとフィリップ・モリスの違い

米国のニューヨーク市場にはたばこ関連が数社上場しており、時価総額についてフィリップ・モリス社が1位、アルトリア・グループが2位となります。

他にも有名な銘柄として、ブリティッシュ・アメリカン・タバコもあります。

順位 銘柄 配当利回り 時価総額
1 フィリップ・モリス 5.95% 12兆円
2 アルトリア・グループ 7.70% 8兆円

フィリップ・モリス、アルトリア・グループ、ブリティッシュ・アメリカン・タバコの3社だけで世界で大きなたばこ産業のシェアを誇ります。

アルトリアとフィリップ・モリスの違いについて

大きな違いとして、アルトリアとフィリップ・モリス・インターナショナルは2008年までもともと1つの会社でしたが、2社に分かれてから、アルトリア・グループが米国国内、フィリップ・モリス・インターナショナルがアメリカ以外の海外の事業展開をしている点です。

2019年にはアルトリアから株式合併という話を持ち込んでいますが、フィリップ・モリス側はそれを拒否しています。

よって、合併が決別したことにより、2社ともそれぞれ別の道を歩むことになりました。

アルトリア・グループとフィリップモリスの最新の決算情報

アルトリア・グループの最新決算情報について

アルトリア・グループが発表した2020年第2四半期決算の概要は以下の通りです。

  • 純売上高…63.67億ドル(前年同期比3.8%減)
  • 営業利益…27.96億ドル(前年同期比2.9%増)
  • 純利益…19.43億ドル(前年同期比2.7%減)
  • 希薄化後EPS…1.04ドル(前年同期比2.8%減)

純売上高は前年同期から3.8%減少した63.67億ドルであり、純利益は前年同期から2.7%減少した19.43億ドルであることから減収減益となっています。

またアナリストらによる事前予想では税控除後売上高が50.8億ドル、調整後EPSが1.06ドルであったのに対し、実際は税控除後売上高が50.6億ドル、調整後EPSが1.09ドルでしたので、売上高は事前予想を下回り、調整後EPSは上回った結果になっています。

フィリップ・モリスの最新決算情報について

フィリップ・モリス・インターナショナルが発表した2020年第2四半期決算の概要は以下の通りです。

  • 純売上高…66.51億ドル(前年同期比13.6%減)
  • 営業利益…28.02億ドル(前年同期比12.7%減)
  • 営業利益率…42.1%(前年同期比0.4ポイント増)
  • 希薄化後EPS…1.29ドル(前年同期比11.6%減)

純売上高は前年同期から13.6%減少した66.51億ドル、希薄化後EPSは前年同期から11.6%減少した1.29ドルとなっています。

営業利益率は前年同期からわずかに改善していますが、ほぼ横ばいであると言えます。

アルトリア・グループとフィリップモリスの配当性能

米国株(外国株)の配当金を確認する方法

配当株は、債券とともに退職後に必要となるキャッシュフローを生み出す優れた方法です。

しかし、配当株は債券よりもリスクがあることを理解しておかなければなりません。

アルトリア・グループやフィリップ・モリスはいずれも高配当株ですが、どっちに投資すれば良いか、判断材料として配当性能を調べることが最も簡単な方法です。

配当性能を調べることで、その会社にどの程度の配当支払いの余裕があるかどうか分かります。

ペイアウト率の比較について

フィリップ・モリス アルトリア・グループ
予想EPS(1株あたりの利益) 4.6ドル 3.6ドル
1株あたりの年間配当 4.68ドル 3.36ドル
ペイアウト率 100% 93%

ペイアウト率(配当の支払い)はなるべく低い方がいいです。目安としては、ペイアウト率が75%以上になると危険であり、60%未満の配当株は配当支払いに余裕があることを示します。

実際に調べてみると、フィリップ・モリス社のペイアウト率は100%なのに対し、アルトリア・グループは93%もあります。

この数値見て分かる通り、両社とも75%を超えており、利益の大部分を配当として支払っているため、会社に残るキャッシュフロー(現金)は少なめとなります。

どちらかに投資したいかといえば、筆者は迷わずアルトリア・グループを選択します。

理由としては、アルトリアはユニコーン企業(評価額10億ドル、設立から10年未満の未上場企業)として認定されているJuulを買収しており、販売拡大をしているからです。

ただし、健康促進法の影響でたばこ人口が減っていく中、たばこ銘柄の配当利回りは魅力的ではあるものの事業リスクを抱えているため、投資についてはやや悲観的です。

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参考になる書籍を紹介
個人投資家
ねるねる
30代リーマン、システムエンジニアをやりながら米国株と日本株を日々研究する個人投資家です。米国株ブログは2019年8月頃スタート。